WWAの冒険書 ~20年の軌跡をQuick Load!!~

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World Wide Adventure (WWA) が20周年を迎えたことから、記念誌として6人で制作し、コミックマーケット 91 で頒布しました。

知人のまつゆきが ゲームファンがゲーム関係者にインタビューするコンテンツが含まれていて、それを自分でも実現したい という思いから始めたプロジェクトです。当時自分はこのことを知らず、プロジェクトの存在を知ったのは5月からになります。

チームワークについては、本に含まれるコンテンツ毎に執筆を担当する形となりました。コンテンツについては、最初 Google ドキュメントで下書きを制作し、添削を行いました。また、表紙絵や販売については、インターネット仲間のサークルである Chashitsu の中からメンバーを集めました。最終的には Photoshop のファイルに反映して印刷先であるねこのしっぽに提出しました。

プロジェクト管理では RedMine を使用し、ガントチャートで各コンテンツの進捗を確認しながら進めました。

自分はこのうち、ページデザインと「WWAマップ作成ツール Ver2.0 を動かす」を担当しました。 特にページデザインについては、原作者のデザインを調べた上で反映しています。

コンテンツ毎に役割を分担しましたが、提出が近くなるとメンバーが進んでいなかった箇所を進めたりして、柔軟にチームワークを進めるように努力しました。

  • 「WWAのマップデータを人力で読む」のコンテンツはまつゆきが担当していたが、彼は修論執筆の関係で表の作成と Photoshop の反映が進まず、その箇所を自分が代わりに担当することになった

自分の役割を担当することはもちろん、別のメンバーの状況も見つつ問題があったら担当するといったチームワークができて、コミックマーケットや DLSite で評判や評価がもらえたいい機会でした。しかし、本の制作だったものなので、このチームワークをプログラミングでも発揮したかった・・・と翌年後悔を感じたことがあります。

なお、頒布してから2年後の2018年からは、スーパー正男が20年経過し、「スーパー正男Re同盟」が同じく記念誌「スーパー正男クロニクル」の制作を進めることになりました。制作にあたっては、制作方法を教えたりして、プロジェクトの協力をしました。

関連リンク

WWA とは

World Wide Adventure の略で、ブラウザで遊ぶことが出来る RPG システム。開発当初は珍しかった Java 言語を採用しており、簡単に制作出来ることもあって、ホームページのお供として普及していった。

なお、採用している Java アプレットはブラウザが対応しなくなったため、システムそのものは WWA Wing へと移行されている。

スーパー正男とは

福田直人が開発したブラウザで遊ぶことができるアクションゲーム。現在はそのスーパー正男のシステムを利用してゲームが制作できるシステム「正男コンストラクション」の代わりにこの「スーパー正男」が呼ばれることが多い。

見た目は任天堂のスーパーマリオやポケモンに近いものだが、WWAと同じくブラウザで遊ぶことができるため、手軽にアクションゲームを楽しんだり作ったりすることができる。ある意味スーパーマリオメーカーの先駆けかもしれない。

カスタムパーツといった拡張機能が豊富で、アクションゲームの枠から外れたゲームを作成することもできる。